2011年2月22日火曜日

企業倒産:負債、3年ぶり1000億円割る 09年度286件、「大型減り」 /静岡

 民間調査会社「東京商工リサーチ」静岡支店が6日発表した09年度の企業倒産動向によると、負債総額は前年度より33?7%減って966億1000万円となり、3年ぶりに1000億円を割り込んだ。同支店は「企業がある程度、淘汰(とうた)されたうえ、大型倒産も減ったため」と話している。
 同支店によると、倒産件数は286件で、前年度より41件減った。10億円以上の負債を抱えた大型倒産は▽カナサシ重工(造船業、負債額218億円)▽エスエフ商事(不動産管理業、同44億円)など17件だった。
 産業別で倒産の件数が最も多かったのは建設業の72件で、製造業の70件が続いた。原因でみると、販売不振や売掛金の回収難などの「不況型倒産」が80%を占めた。
 同支店は今後の見通しについて「大型倒産は小康状態にあるが、景気の不透明感はまだ強い」と説明。緊急融資などで危機を乗り切ってきた企業が多いことを指摘し、「業績の回復が遅れれば、夏以降、倒産が再び増える可能性がある」と話している。【竹地広憲】

4月7日朝刊

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